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宇宙飛行士より君へ

ある日見えた僕らの意味を 白いベッド ふかふか枕 あたたかい歌 音のない歌 誰かの声がこだましている

淡く滲んだ世界の意味を 空は明るい 宇宙は暗い 見えないものが 見えた時には 見えないものが 増えてしまうよ

怖くなるのさ 夢も答えも 何かあるはず 僕らの意味は 白く滲んだ 安い答えも 今日も枕を濡らして 眠ろう

ある日見つけた君のことを 僕の姿と違って見えた 君に似た人好きになる意味 結局君が好きなだけかな?

ところで「君」は 誰のことだっけ? 霞んで滲む 移ろう人よ 忘れたままの 僕らの意味を 丸めて捨てた 怖くて捨てた

怖くなるのさ 夢も現も なにもないのさ 君も理由も 黒く潰した 安い答えを 紙に書いて 引き出しの奥

ずっと ずっと 忘れたままで いれば いれば それでいいのさ 僕が 怖くて なくことのない そんな 世界 なら いいのにな

さよならだけが 知っているのさ 世界の意味を 滲む答えも 赤く染めてた 安い答えも こうしてみれば 立派なものさ

君は今何処でなにをするの? 夢の中であった愛した人 瞼の裏の 安い答えを 今日も 僕は 探して回る

おやすみなさい 夢の世界へ おはよう じゃあね また会いましょう

瞼擦り 扉を開けた 君のことを 今日も探すよ 「もう会えないよ」そんなことなんて 最初からね存在しない