リンドン、祭りは宴 屋台売り出す外道 ほうら光が蠢く 虫が人が集ってく
さあアタリのない籤引きなんて それでも人は引くけれども 飴ちゃん食べたら踊ろうか 手を引くは誰の手か
綿飴貪りぺたぺたと 足音が聞こえた気がしたよ 風船弾んで 破れては 悲しむことを覚えました 嗚呼。
リンドン、宴も闌 華を散らし咲かそう ほうら光が蠢く 遅れ音色 轟く
あー、掬った金魚は救えない 娯楽に命が散るの、嗚呼。 射的が撃ち抜く欲望を 重りは支えないよ
高値をつけゲラゲラと 知らん阿呆が損をする 花火の音に紛れては外道の声がこだまする 同じ阿呆なら踊らなそんそん 言われなくてもそんそんそん 囃し立てる旋律は 蠱毒の音か、祭囃子 嗚呼。
飴ちゃん食べたら踊ろうか 噛み砕き血踊る林檎飴 精の香と弾けた火薬の香 花弁がまた散った
蠱毒の蠢く孤独ならば 呪いをおひとついかがかな 種も仕掛けもございません 呪わば穴ひとつ
私は一人くすくすと また一人姿消しました つまらん顔して笑っては 横目で全て見下すの
呆けて狂う蠱毒なら 誰も彼も関係ない 終わり亡き祭宴は 終わりを告げ消えてった
嗚呼。